地域ブログは細々と草の根的にやるのがいいんだ。
地元民だからこそ拾えるニュースっていうのはたくさんある。どんどん情報発信していこう。
と思って地域情報ブログ「北本日記」は続けてきました。
ただ、その一方で「このまま続けても限界がある」とも感じていました。なにか…横のつながりがほしかったのです。
2016年4月18日、プラス・ムーブメント社はプレスリリースを打ちました。
プラス・ムーブメントが新しい働き方を創造〜学校や会社に属しながら「複業」で活躍できる「ギルドワークス事業部」新設 | +Movement
ご縁がありまして、北本日記を運営する山田智亮・美穂は、プラス・ムーブメント社「コンテンツマーケティング部」のパートナーになりました。同部には8つの地域ブログの運営者が初期メンバーとして参加。単独では出来なかったこと諦めていたこともチームになって出来るようになるでしょう。
地域が大好きな人がそれぞれの専門性を活かして「複業」することは、地域ブログの継続性と発展にもつながるはず。北本日記もその一助を担えるようがんばります。
目次
パートナーになる=業務委託契約≒お仕事請ければ報酬に
パートナーになるってどういうこと? 北本日記さん転職ですか?
→いいえ、違います。いまの仕事はしつつの兼業になります。だから毎月固定の仕事があるわけではありませんし毎月固定でお金がもらえるわけでもありません。プラス・ムーブメント社の窓口を通じて「お仕事お請けします。普段はこんな地域ブログをやってまして、得意分野はコレコレでして〜」と表明しておく。仕事を請けて完了させたら報酬を頂ける。つまり、業務委託契約ですね。私たちが所属するコンテンツマーケティング部は地域ブロガーで構成されています。多様な働き方のひとつとして面白そう!ということで参加しました。
プラス・ムーブメント社のプレスリリースを参考にご紹介します。
プラス・ムーブメントが新しい働き方を創造
学校や会社に属しながら「複業」で活躍できる「ギルドワークス事業部」新設プラス・ムーブメント合同会社(所在地:東京都渋谷区)は、4月の組織改定に伴いギルドワークス事業部を新設いたしました。新事業部は傘下に、デザイン部、システム部、コンテンツマーケティング部、プロデュース部、バックオフィス部を持ち、リモートワークを利用した「複業」で、新しい働き方の創造と、運営基盤の強化に努めてまいります。
プラス・ムーブメント ギルドワークス事業部の特徴
1.事業部の社員全員が「複業」で活躍
ギルドワークス事業部に所属する全員が専門的な技能を持っており、副業が認められている会社員のほかフリーランスや大学院生など「もうひとつの活動」をしている社員で構成されています。業界・業種の枠を超えて連携することで、それぞれの強みを活用したサービスを提供できるメリットがあります。2.リモートワークでプロジェクトチームを編成
豊富な人材から目的に応じたメンバーをリモートですみやかに揃え、プロジェクトチームの編成をおこないます。ギルド社員、ギルドパートナーになるためには、過去に社員の誰かと一緒に仕事をした経験と推薦を条件にしているので、リアルなオフィスが無くてもお互いの人物や能力、専門性を尊重してプロジェクトを円滑にすすめることができます。3.会社と個人、2 つの受注体制
プラス・ムーブメント本体、または所属している個人に直接依頼をすることができます。
(1)プラス・ムーブメントに依頼
プラス・ムーブメントはプロジェクトごとに専門的な知識経験を有する社員を集めてチームを編成。それぞれの専門工程をつないだ一貫体制を整えます。発注元とプラス・ムーブメントとの契約になります。
(2)ギルドワークスに所属している個人へ直接依頼
公式サイトからプラス・ムーブメントを通さずに個人へ直接発注ができます。この場合は発注元と社員個人が運営する個人事業もしくは法人事業との契約になります。
会社と個人、2つの受注体制があるというのも面白いところです。超優秀で超人的なプレーヤーなら個人として直接請けて稼ぎまくり…となるでしょうか。恐らくそうはならないでしょう。一定量は個人に向くでしょうが、個人でできることにはやはり限界があります。チームで組んで大きな成果を上げるというのもギルド的でいいじゃないですか。
始まってみないとどうなるのかわからないこともありますが、(1)地域ブログで得た知見、(2)本業で得たスキルの2つを活かして活躍できたらなと思います。地域ブログもっとやりたいし、美味しいもの食べたいですし、旅行にも行きたいし、新しいカメラ欲しいですし、カフェイベント開きたいですし…お金は無いよりあったほうがいいですよね。うまくスキルを活かして、人や地域のために役立てて、かつ、お金を頂ける流れが増やせたら…いいよね!
コンテンツマーケティング部:
ギルドワークス事業部配下の組織。需要の有るコンテンツをサーチして人の注目を集めて消費者を動かす、がミッション。地域ブログの運営で培ってきたものも活かせそうです。
ギルドワークスのギルドってなに?
については、コンテンツマーケティング部に参加する瀬長 明日香さんの書いた記事がわかりやすかったので引用してご紹介します。
ギルドワークスの中にはその道のプロが揃っているため、僕が受けられそうにない仕事が来たとしても他のメンバーに振ることができます。各自が窓口になって仕事ができる人に流すという素晴らしい仕組みです。ドラクエ3のルイーダの酒場みたいに、「あのダンジョンは遊び人の僕だと行けないけど、戦士のあなたなら大丈夫だろうからお願いね!」って仕事を振るイメージ。
地域ブログやってて良かったこと
北本日記を2013年1月に始めてから3年弱。 地域ブログやってて良かったなと思うことは数えきれないほどありました。今回は一例を紹介します。
自分の住んでいる街はいいぞと思ってくれる人が増える
自分の住んでいる街なんてなんにもない。たまたま生まれ育った街。たまたま引っ越してきた街。と街のコトを知らずに過ごしていませんか。北本日記でひたすら情報発信し続けた結果、こんなツイートを頂きました。1年以上前のツイートなのですが、いまでもこのツイートのことは鮮明に覚えています。こんな風に思ってもらえて、地域ブログやっててよかったと心底思います。
北本日記さんのなにがいいって カレー屋のヘブンを知り 行ってみて好きになったこと 私はオケちゃん市民だけど 近隣のマイナーな情報を知れること そしてこの近辺も まだまだ捨てたもんじゃないと より一層街を愛せたこと — どこでもゆちゃん(*´∀`*)⚡️⚡️ (@yucha_cha) 2015年4月14日
北本市外の人に北本を知ってもらえる
北本日記の目標のひとつに「北本の名前を知ってもらう」があります。 その目標達成のための施策として「北本日記というブログ名で北本市外の記事を書く」があります。
鬼平江戸処の一般道からの行き方を調べて見てたら、北本日記さんのブログを見てたわw — emita (@EmiTGC) 2015年6月14日
こちら知り合いのフォロワーさん。
どうやら羽生PAのことを調べていたご様子。調べていたら北本日記にたどり着いちゃったようです。この例ではたまたま知り合いでしたが、知らない人に北本日記を通じて北本の名前が知ってもらえたらいいなと思い今日も北本市外の記事も書いています。
北本の紹介者が増える
北本出身の写真家「山本まりこ」さんと知り合ったのは彼女の写真展。北本のブログをやってるんですと話したら、地元でそんな活動やっている人がいるなんて嬉しい!と喜んでくれたんです。
以来、北本のことで聞かれることが増えまして、最近の話題は北本トマトカレー。
写真教室の生徒さんを引き連れて北本トマトカレー巡りをしてくれました。こういう形で北本の紹介してくれる人がいるっていうのは心強いですね。地域の魅力を伝えるきっかけになれたのは嬉しいものです。
北本に住んでいて愛着を持っている人に北本のいまを伝えられる
北本日記はFacebookページを運営しています。
2016年4月18日時点のいいね数は1,736。ページヘのいいねが増えるときに確認していることがあります。良いねしてくれた人の現住所です。非公開の人もいますが8割程度の人は市町村を公開しています。で、確認するんです。あなたは北本在住?と。見てびっくり、意外と北本在住じゃない人が多いんです。よくよく出身を見ると北本になっていて、なるほどね〜と思うこともしばしば。
いま住んでいなくても自分のかつて住んだ街のコトを知りたい人はたくさんいるのです。
これは私にも実体験があります。私の出身は群馬県富岡市です。富岡製糸場で話題になったあの富岡市です。子どもの時はまったく興味がなかったけど大人になって改めて自分の住んでいた街を知りたくなることがあります。調べてみてれば富岡市もSNSで情報を活発に発信しているじゃありませんか。アップされる写真を見れば「あ、あの場所だ〜。変わってないな」と懐かしい気持ちになりますし「あ…上州富岡駅、世界遺産になるのを見越して大改造しているぞ、どっからそんなお金出てきたの?」とびっくりすることもありました。なかなか故郷に帰ることは少ないですが、思い出の地の情報が積極的に発信されているというのは嬉しいことなのです。
(参考:北本日記Facebookページの内訳)
FBいいね者の現住所 | いいね数 | 構成比率 |
---|---|---|
埼玉県北本市 | 462 | 26.61% |
埼玉県北本市外 | 810 | 46.66% |
東京都 | 123 | 7.09% |
神奈川県 | 34 | 1.96% |
千葉県 | 5 | 0.29% |
大阪府 | 11 | 0.63% |
宮城県 | 5 | 0.29% |
不明 | 286 | 16.47% |
合計 | 1736 |
北本市内が26%。埼玉県北本以外が46%。埼玉県全体で7割弱。埼玉県内は北本が近くていいねしている人も多いでしょうが、埼玉県外はどうでしょう。細々とした狭い範囲を対象にしたローカルブログに興味を持つなんて、なんらかの縁があるとしか思えません。そんな人たちが3割も占めていて最近でも増えているという実感は、郷土愛を感じずにはいられません。北本日記がその助けになってるとは、地域ブロガー冥利につきますね。
北本日記からのメッセージ
いつも記事を読んでくださる方向け
北本日記として挑戦することは増えますが、スタンスは変わりません。
北本に住んでいる夫婦が北本暮らしを楽しんでいます。だから、みなさんも楽しみませんか?と提案し続けます。
私たちよりずっと前から住んでいる人たちにも地元の意外な良さを伝えられるかもしれない。外から引っ越してきた人たち〜私たちと一緒〜に北本でどう楽しんだらいいかを伝えたい。いま北本を離れてしまった人にも北本を思い出してもらえるようなニュースを届けたい。
北本日記が欲張って他のエリアに進出していることが、巡り巡って北本を知ってもらうことにつながったら…というのが密かな野望。北本地域密着とのバランスには気をつけながら北本市外にも攻め攻めで乗り込んでいきます!
大事なことは変えずに、必要なことは変えていきます。どうか今後も楽しみにして頂けたら幸いです。
以上です。
仕事を依頼したいと思う方向け
地域ブログを3年弱続けてきて、自分の住む街がとても好きになりました。地域活性化にも興味があります。私たちの取り組みに興味を持たれましたら、ぜひ一度ご相談頂ければと思います。
過去の全力取材記事、お店とのコラボ実績については以下にまとめています。
ご興味ありましたらお読み頂ければ幸いです。
問い合わせ先はこちらです。
なお、軽く聞いてみたい場合は「北本日記 問い合わせ」や「北本日記 Twitter」でもお伺い致します。お気軽にお問い合わせ下さい。
関連サイト
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2016/4/18付プレスリリースの素材提供、関連リンクについて
地域ブロガーからの参加表明
本件に関する各自の捉え方や意気込み、地域ブログ運営に関する思いが伝わってきます。地域ブログを運営している方は読んでみては。
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