コンテンツマーケティング?
そんなの地域ブロガーに必要です?
はい。必要です。
読者の役に立たない日記はただの日記だ、ですよ。
さてブログ飯でお馴染みの染谷さんが新著を出しました。
書名は「小さな会社のWeb担当者のためのコンテンツマーケティングの常識」。
この本が地域ブログの運用にも役立ちそうです。
どこが役立つのか。目次を軸にして紹介してみます。
目次
コンテンツマーケティングの常識
この本を買った理由とか
まずこの本を買った理由から。2つあります。
- 指名買い
- コンテンツマーケティングが地域ブログにも活かせると思ったから
指名買い:そめたんの本ならオモシロイに違いないから
そめたんとは染谷さんのTwitterアカウントです。最近はアイドルと筋肉の話ばかりのアカウントです。
それはそれとして
以前こんなツイートがありました。
北本日記さんと17号沿線あたりでお茶したい
— そめたん (@masatoshisomeya) 2015, 5月 24
で、どういうわけかホントに、17号沿線でお茶することになったんですよ。1時間程度でしたがいろんなことを話しました。彼の著書のこと、それ以外のこと。ざっくばらんに、ときには深く。
このとき思ったのです。
この人の本ならオモシロイに違いない。今後また新しく出たら買おう。指名買いで大丈夫。と。
コンテンツマーケティングが地域ブログに活かせると思ったから
北本日記はご当地ブログです。道楽でやってます。とは言え運営して3年目。ただの日記では意味が無い。読んでくれる人の役に立つ情報発信がしたい。そのために必要な知識やテクニックはなんだろう。
最近良く聞くコンテンツマーケティング。
これ、もしかして地域ブログに活かせるんじゃないか。
とは言えコンテンツマーケティングってなにって状態です。
わかってなかったので調べてみました。
コンテンツマーケティングとは、見込み客や顧客にとって価値のあるコンテンツを提供し続けることで、興味・関心を惹き、理解してもらい、結果として売上げにつなげるマーケティング戦略のことです。
何度も訪問して購入してくれる優良顧客を育むためには、継続的に訪問したくなるコンテンツ戦略が重要となります。
ユーザーを惹きつける継続的かつ長期的に付加価値の高いコンテンツを提供するのが、コンテンツマーケティングの役割となります。
お。
なんか良さげ。
そういえばそめたん氏がコンテンツマーケティングの本出すんだったよな。
しかも目次をチラ見せしてるとな。
→ 新著「コンテンツマーケティングの常識」の見本誌が届いたので中身のチラ見せと目次のご紹介でも
目次を見て確信しました。
この本、地域ブログの運用にも役立ちそう!
さてどこが役立ちそうと思ったのか、紹介していきます。
地域ブログに活かせそうな箇所
地域ブログに活かせそうと思った章を黄色で塗ってみました。最後にまとめています。まとめだけ見たい方はスクロールしちゃって下さい。
コンテンツマーケティングの常識「目次」
イントロ コンテンツ イズ キング
【基本】モノだけでなく、情報が重要な時代
【基本】有益なコンテンツとは
【まとめ】ユーザーに感謝されるコンテンツを提供する
Chapter 1 コンテンツマーケティングの基本
1-1 コンテンツマーケティングを学ぶ前に知っておきたい基礎知識…
【基本】そもそもコンテンツマーケティングってなに?
【基本】ファンになってもらう
【column】検索エンジン会社の収益源
1-2 価値のある情報とはなにか?
【基本】価値を定義付けする
【基本】誰に価値を提供するかを意識する
【基本】コンテンツ作成の大原則
【まとめ】顧客志向と独自性のバランスを保つ
1-3 良質なコンテンツを活かす2つのルール
【基本】駆使すべき 2つのツール
【基本】訪問者をリピーターにする
【まとめ】リピーターの安定化、新規ユーザーの掘り起こしを両立する
1-4 コンテンツマーケティングのゴールとは
【基本】1. ロイヤリティの向上
【基本】2. 連絡先の取得
【基本】3. 運営者(会社)のブランド強化による副次効果
【まとめ】書き手と読み手の関係性を強める
事例1 オンラインとオフラインの相乗効果①「フラムクリップ」
【実践】競合他社に埋もれないための戦略
Chapter 2 人を呼びこむ情報発信術
2-1 プロの情報を発信して信頼を得る
【基本】あなたの独自性を読み手に伝える
【実践】あなたの強みを抽出する 7 つのヒント
【実践】得意分野を組み合わせてオンリーワンを目指す
【基本】文章は模倣されても技術や考え方は真似できない
【まとめ】独自性の高い情報をいかに生み出せるかがポイント
2-2 運営者のキャラクターを読み手に伝える
【基本】「人感」を打ち出すことで親近感を生み、ファン化させる
【実践】実用的な情報とおもしろ系情報をバランスよく発信
【実践】キャラクターを全面に押し出し、熱狂的なファンとだけ交流
【まとめ】どうすれば共感を得られるか、じっくり考える
2-3 読者に必要とされる情報の見つけ方
【基本】自分の常識は他人の非常識だと考える
【まとめ】「当たり前」のことに気づけるかがポイント
2-4 用途によってメディアを使い分ける
【基本】メディアの種類と特性を理解する
事例2 オンラインとオフラインの相乗効果②「宝生亭」
【実践】趣向を凝らしたダイレクトメール
【実践】共感を呼ぶブログ
【まとめ】少しのサプライズを加えて継続する
オウンドメディア紹介[1]サイボウズ式が目指す自社メディアのあり方
Chapter 3 伝わるコンテンツ作成術
3-1 コンテンツの作成方法
【基本】コンテンツ作成のための 4 つのステップ
【実践】1. 自分(自社)の独自性や特徴、得意分野の棚卸しをする
【実践】2. 想定読者の見える化をする
【実践】3. 見込み客の気づきとなるキーワードや内容を抽出する
【実践】4. コンテンツ化する
【実践】コンテンツ作成にすぐ活用できるメソッド①「◯◯とは」
【実践】コンテンツ作成にすぐ活用できるメソッド②「5W1H」
【まとめ】順を追ってコンテンツを作成する
3-2 コンテンツとコンテクスト
【基本】コンテクストってなに?
【実践】コンテクストの表現のしかた
3-3 情報を誰に届けるか決める
【基本】言葉の定義を共有する(共通言語化を図る)
【基本】読み手ごとに言葉を変える
【実践】文章の理解を促すためのポイント
【基本】画像や動画を駆使して最大限の情報を伝える
【基本】写真を使ってビジュアルに訴える
【実践】撮影はなるべく日中の明るいうちに
【実践】比較対象物を置く
【実践】いろいろな角度から撮影する
【基本】イラストや図表を使って理解を促す
【基本】動画を使ってリアルに伝える
【実践】撮影時のポイント
3-4 文章が書けないと悩んだら
【基本】インプットとアウトプットをバランスよくおこなう
【実践】足りない知識を書籍や勉強会で補う
【実践】現実社会での効率的なリサーチ
【実践】ブレインストーミングを活用する
【実践】スキマ時間を利用する
【まとめ】自分自身がやりやすい方法を見つけよう
3-5 読みやすいレイアウトやデザインを意識する
【実践】レイアウトデザインの基本設定
【まとめ】はじめは最低限の部分だけデザインにこだわる
事例3 3つの柱を軸にメディアの強化を図る「 シネマズby松下」
【実践】外部の力を効果的に活用する
オウンドメディア紹介[2]ログミーが届ける全文コンテンツの価値
Chapter 4 注文したくなるランディングページ作成術
4-1 申し込みにいたるまでの4 つの壁
【基本】ランディングページは最初に訪れるページ
【基本】購入のハードルを下げる
【基本】無関心の壁は「サプライズ」で乗り越える
【基本】購入意欲の壁は「メリット」で乗り越える
【基本】比較の壁は「独自性」「信頼感」で乗り越える
【基本】申し込みの壁は「明確さ」で乗り越える
4-2 人間の認識レベルを理解する
【基本】OATH の法則
【基本】OATH の法則をランディングページに当てはめる
4-3 人間の欲求段階を理解する
【基本】人間の欲求段階
【基本】マズローの欲求 5段階説を知る
【実践】欲求 5 段階説を現実社会に当てはめる
【まとめ】自分の商品・サービスがどの層か知る
4-4 ランディングページにおけるコピーライティングの基礎
【基本】ランディングページの基本構成
【基本】1. 大見出し
【基本】2. 小見出し
【基本】3. 便益性の提示
【基本】4. 保証
【基本】5. 追伸
【基本】そのほかの要素
【基本】6. ストーリー
【基本】7. 社会性証明
【基本】8. 権威
【基本】4つのNot
【実践】ワンメッセージ・ワンマーケット・ワンアウトカム
【実践】他社のランディングページ事例
【まとめ】他社のランディングページをチェックしよう
4-5 問い合わせ・申し込み(決済)フォームを整備しよう
【基本】問い合わせフォームの設置と注意点
【まとめ】購買意欲の高いお客様が離脱しないような工夫を
オウンドメディア紹介[3]顧客に選ばれる可能性を最大化させるため、ファンの創造に注力するLIG ブログ
Chapter 5 継続のための運用術&効果測定術
5-1 長期戦略を立てて、じっくりとメディアを育てる
【基本】ページビュー、ファンの創出、どちらを求めるか考える
【基本】マイルストーン(目標の節目)を置く
5-2 お金を使うか時間をかけるか
【基本】お金と時間の交換効率を最大化する
【基本】広告を活用する
【基本】1. 検索連動型広告
【基本】2. タイムライン上に表示させるSNS広告
【基本】3. 記事広告・タイアップ広告
【基本】4. バナー広告(枠売り広告/純広告)
【基本】記事を外部のライターに発注する
【column】外部ライターの探し方
5-3 一人ですべておこなうか、チームを組むか
【基本】チームで運用するメリット・デメリット
【基本】理念や方針を言語化する
【基本】社内チームで運用する
【基本】外注を活用する
【実践】記事の仕様書を作成する
【基本】編集長の領域を明確化する
【基本】著作権と引用を知る
【基本】引用を活用しよう
【基本】商標権・肖像権とは?
5-4 価値をストックするという意識を持つ
【基本】フロー型コンテンツはスピードが命
【基本】ストック型コンテンツはノウハウ向き
【まとめ】2つの型のイイトコどりをしよう
5-5 アクセス解析を活用する
【基本】アクセス解析の役割を知る
【実践】Google アナリティクスを活用する
【実践】Google Search Console を活用する
【まとめ】アクセス解析をメディア運営に活かす
5-6 スマートフォンへ最適化するーーモバイルファースト
【基本】スマホからのアクセスが伸びている
【実践】スマホ向けサイトの作成ポイント
5-7 セッション時間と再訪問率を伸ばす
【基本】検索順位と満足度は一致しない
【まとめ】定期的にチェックする
5-8 検索エンジン最適化(SEO)を理解する
【基本】SEO の重要性をおさらいする
【基本】SEO の原則はコンテンツの充実
【基本】上位表示は手段であって目的ではない
【基本】SEO は基本の繰り返し
【実践】SEO 対策チェックポイント
【実践】キーワードのリサーチ方法
5-9 効果測定のタイミング
【基本】PDCA サイクルをメディア運営に適用する
【基本】PDCA サイクルを実際の行動に落とし込む
【基本】最低でも 1 年間は運営する
【基本】目標値の決め方
オウンドメディア紹介[4]灯台もと暮らしがこだわる地域密着型メディアのあり方
【黄色く塗ってみて】
半分以上が黄色く塗られました。
これは地域ブログに活かせそうかな、どうかなって視点で見ていくと、意外と地域ブログに活かせそうなコトが見つかります。「灯台もと暮らしの地域密着メディア」が紹介されているのも嬉しい。灯台もと暗しはいつも見ていてこんな風にしたいなーって思ってきたサイトだから。地域密着メディアとして真似できること、アレンジできること、じっくり読み込んで見つけていきたい。
活かせそうな箇所まとめ
黄色く塗った場所をまとめました。
地域ブログに活かせそうと思ったのはこれです。
- イントロ全部大事
- 1章 コンテンツマーケティングの基本 結構大事。
- 勘定(PV)ではなく感情、ファンになってもらうことが大切。
- 価値の定義付けから始まって、誰に価値を提供するのかを考えて、それにしたがってコンテンツを作る。
- 競合他社(他者)との差別化。
- 顧客志向を大事にしつつ独自性も持つ。バランス大事。
- リピーターと新規。どっちも大切。バランス大事。
- 2章 人を呼びこむ 情報発信術
- 独自性の高い情報を発信する。
- 独自性の高さを読み手に伝える。伝える努力が大事だし、伝わって無ければ価値も半減。
- 人感。コンテンツを作るのは人。機械が作っているわけじゃない。書いている人感が伝わってこそファンになってもらえる。
- 北本日記は2人体制。複数人でやっている場合それぞれのファンを意識することも大事。文体が、視点が違っていいじゃない。むしろ違ったほうがオモシロイ。
- 共感を得る方法を考える。とにかく考える。
- アタリマエのことに気づけるかがポイント。
- 3章 伝わるコンテンツ作成術 ちょこっと テクニック系
- 想定読者の見える化
- コンテンツ作成に使えるメソッド①②(●●とは系、5W1H系)
- 写真動画撮影諸々テクニック
- 4章 注文したくなるランディングページ作成術
- 現段階においては読み飛ばし(地域ブログで注文は発生しないため)
- いずれ地域ブログと商品・注文を結びつける日が来たら役立つかも
- 5章 継続のための運用術&効果測定術
- 【基本】ページビュー、ファンの創出、どちらを求めるか考える
- ひとりかチームか。
- 北本日記は2人体制のため、分業スタイルの話は役立ちました。
- 記事の仕様書
- フロー型コンテンツとストック型コンテンツをバランス良く。いいとこ取り。
- アクセス解析ノウハウ
- 事例&オウンドメディア紹介
- 貴重。やり方だけ聞いてもどうしていいかわからんよー!って自分には事例がたくさんあって嬉しい。基本を知った上で読めばいい面を取り込んで応用もしやすい。
- 対象
- 事例1 オンラインとオフラインの相乗効果①「フラムクリップ」
- 事例2 オンラインとオフラインの相乗効果②「宝生亭」
- オウンドメディア紹介[1]サイボウズ式が目指す自社メディアのあり方
- オウンドメディア紹介[2]ログミーが届ける全文コンテンツの価値
- オウンドメディア紹介[3]顧客に選ばれる可能性を最大化させるため、ファンの創造に注力するLIG ブログ
- オウンドメディア紹介[4]灯台もと暮らしがこだわる地域密着型メディアのあり方
さいごに
地域ブログを運営しているみなさま、どうです?
地域ブログにもコンテンツマーケティングの考え方が活かせそう! と思いませんか。 地域の小さな狭い情報を濃く発信する私たちこそ、読者のことを考えてファンを作ることが大切なんじゃないかなと思います。
これからこの本を使ってバンバン実践していきたいと思います。(実践編に続く・・・)