北本市でレジオネラ菌の事故があったようです。事実だけ淡々とまとめました。
目次
報道内容
YouTubeにアップされてたのを拝借
スーパー銭湯でレジオネラ菌 肺炎発症の男性死亡(14/06/14)
事故の概要
レジオネラ菌感染、66歳男性が死亡 北本の温泉施設 – 埼玉新聞から引用
県は14日、北本市二ツ家3丁目の日帰り温泉施設「湯楽(ゆら)の里 北本店」を利用した60~80代の男性客3人がレジオネラ菌に感染し、うち桶川市の男性(66)が死亡したと発表した。県は同日、公衆浴場法に基づき同店を営業停止処分とした。
県生活衛生課によると、死亡した男性は5月18~21日に同店を複数回利用した。26日に発熱し、29日に病院を受診。レジオネラ症と診断された後で肺炎を発症、今月3日に死亡した。同課は「レジオネラ菌によって引き起こされた肺炎と死亡の因果関係は否定できない」としている。
ほかの感染者2人も同期間に同店を利用。男性(60)は既に回復し、もう1人の男性(83)は入院中だが回復に向かっているという。
同店の浴槽水からは、県の基準を上回るレジオネラ菌を検出。死亡した男性から採取された菌と検出された菌の遺伝子パターンが一致した。
27日に発症の届け出が保健所にあり、県が調査を開始。同施設は今月3日から営業を自粛している。
日本における主なレジオネラ感染事例
Wikipediaから拝借
年月日 | 内容 |
---|---|
1996年1月 | 東京都新宿区の大学病院で、新生児3名が発症し、うち1名が死亡した。加湿器が感染源と考えられた。 |
1999年6月 | 愛知県で自宅の24時間風呂で水中分娩したことにより新生児が感染し、死亡した。 |
2000年3月 | 静岡県掛川市内にオープンした複合レジャー施設内の温泉が感染源となり、23名が発症し、うち2名が死亡した。 |
2000年6月 | 茨城県石岡市にオ-プンした入浴施設が感染源となり、143名が発症し、うち3名死亡した。 |
2002年7月 | 宮崎県日向市にオープンした温泉入浴施設が感染源となり、295名が発症し、うち7名が死亡した。 |
2002年8月 | 鹿児島県薩摩郡東郷町(現薩摩川内市) の温泉施設が感染源になり、9名が発症し、うち1名が死亡した。 |
2007年10月 | 新潟県新潟市で超音波式加湿器が感染源となり、男性1名が死亡[3]。 |
2008年2月 | 前年8月に鹿児島県指宿市内の足湯で、高圧洗浄機で浴槽を清掃していた男性1名が発症していたことが判明。全国初の足湯での感染に至った。 |
2008年3月 | 群馬県で天然鉱石使用の入浴施設が原因と推定される感染事例[4]。 |
2011年10月 | 群馬県みなかみ町の旅館に宿泊した60歳代の男性が入浴施設が感染源となり、発症し、死亡した。 |
2012年11月 | 埼玉県日高市にある温泉施設の浴槽が感染源となり、利用した客4人が発症。 |
2013年2月 | 千葉県船橋市の入浴施設を利用した60歳代の男性が発症し、死亡した。 |
2014年6月 | 埼玉県北本市の温泉施設を利用した男性客3人が、発熱や呼吸困難などの症状を訴え、60歳代の男性が死亡した。 |
関連リンク
- 「レジオネラ菌」とは?
- レジオネラ菌 – 公益社団法人日本冷凍空調学会
- レジオネラ症を予防するために必要な措置に関する技術上の指針 – 厚生労働省
- 湯楽の里(ゆらのさと)
- 当社運営入浴施設からのレジオネラ菌検出に関するお詫び – 湯楽の里(ゆらのさと)
- 埼玉県北本市「湯楽の里・北本店」レジオネラ菌死亡事故まとめ – NAVERまとめ
- レジオネラ菌 – Wikipedia