写真は好きだが人を撮るのは難しい。
なにが難しいか。
イチバンは表情です。何枚撮っても良い表情が撮れない。
カメラの仕組みを知っているだけじゃ良い表情を撮れないのです。
ちょうどフォトコンが人物特集やってたので買ってみました。
覚書としてポイントをまとめておきます。
目次
フォトコン2015年9月号
これです。
自分のこと
まずは自分のことを書いておきます。
2015年8月、ブログを続けて4年目です。どこへ行くにも一眼レフカメラEOS Kiss X7iを持っていきます。写真を撮るのは大好きで操作もバッチリです。
さて、どんなことで写真を撮るのか。
食レポ、イベントレポ、人物インタビューで写真を撮っています。食レポや風景の写真はそこそこ満足いく写真が撮れます。 自分のペースでゆっくり撮れますし、被写体は基本的に変化しません。天気や時刻によって空の色が変わってはいきますが、ゆったりとした変化であって撮影するときに焦る要素ではないですよね。
しかし人物は難しいですね。
なぜか。2つあります。
- 表情はコロコロと変わっていってしまう
- そもそも待っていれば、いい表情になるとは限らない
人物写真例
こんな写真を毎回狙って撮れるようになりたい。
って写真を2つ挙げておきます。技術ではなくタマタマ撮れたモノです。
▼ 近所のさくらまつり
- シンガーソングライターの美根ゆり香さんと、北本市のゆるキャラ「とまちゃん」の2ショット。
- 斜め向かいから撮影。
- 目線が遠くを見ていて良い。
- 美根さんも笑顔、とまちゃんのポーズも決まっている。
- 光の加減も良い。
▼一凛珈琲社長の宮本氏。シャチョーに訊くというインタビューの中での撮影
- 悪くない笑顔
- 社長特有のろくろを回すポーズを決めてもらった
- 後光が差しているカンジ
【シャチョーに訊く!】一凛珈琲社長 宮本ひろし氏 〜北本店オープンにかける想い〜
こんな写真をいつでも撮れるようになりたいのです。
たまたま撮れていたではなく狙って撮れるようになりたいのです。
特にインタビューのようにこちらから撮影をお願いしている場合は失敗は許されません。「こんな写真しか撮れませんでした。けどまぁ、使っちゃっていいですかねー(・ω<)。」は・・・マズイ。やるからには、バシッと撮れる技術を身につけたい。1枚撮ってダメだったら、もう1枚。もう1枚撮るときにどうしたら良い写真が撮れるのかをわかっていたい。
どうしたらいいか。
フォトコンの特集が教えてくれました。
覚書
特集名は「特集3 表情をとらえるプロの技」。写真・解説はタカオカ邦彦氏です。
構成
- Part 1 タイミングを読んで撮る
- Point 1 何かに集中するタイミングを狙う
- Point 2 わずかな動きを見逃さない
- Poitn 3 入賞率アップする3つの表情
- Part2 光の演出で表情を引き立てる
- Point 1 順光
- Point 2 逆光
- Point 3 半逆光
- Point 4 薄曇り光
- Point 5 薄曇り半逆光
- Point 6 窓越しの光
- Point 7 木漏れ日の光
- Point 8 木陰の光
詳細
読んだ内容から、インタビュー撮影に使えそうなところを重点的にまとめました。
タイミング
集中するタイミングを狙うのは大切です。
相手が集中するモノは何なのか。いつどんなときに集中するのか。観察したり会話の中で聞き出すことが大事です。
タイミングを読むために大事なポイントは以下の3点だそうです。
- 被写体の集中力を削がない
- 適度な距離感を保つ
- 被写体に適したレンズの選択
あまり近すぎてもお互い気を使ってしまいますよね。広角レンズでは近すぎてしまいます。適度な距離感を保つためには中望遠レンズが適しているでしょう。
<三脚がオススメ>
三脚をセットして、ポジションを決めたら、ファインダーから目を外して、相手と会話をしながら撮るのが良いそうです。会話と操作の両方を器用にこなせればいいのですが、人物撮影初心者にはそれは無理な相談です。会話に集中することで、いい表情を見つけることができます。慣れてきたら表情を予測しながらシャッターを切れるようになるそうですよ。
わずかな動きを見逃さない
動きを逃さない3つのポイント
- 適度なフットワーク
- ポイントが決まれば集中力の維持
- 被写体の目の動きに注意する
まず被写体の特長を自分なりに見極める。
その後自分の感じる被写体の最も魅力的な箇所を意識しながら撮影。
インタビュー撮影するなら半逆光
インタビュー撮影に使いやすいのは、正面か横顔。
で、半逆光はそれらに向いているそうです。またサイドからの光のおかげで、キラキラしたカンジが出て、表情は明るくなります。これはインタビュー向きだ。
<光の読み方>
- 半逆光はイキイキとした感じを与えてくれる光
- 立体感を生んでくれるため、人物撮影に適している
- 顔の一部に光が当たると、表情に明暗差が出てくることもあるが、力強さのある写真になる
<ポジションの選び方>
- 半逆光は左右どちらかに太陽をずらし、顔の半分くらいに光が当たるように配置する
まとめ
とにかく会話。
会話する中でいい表情を引き出し、変わっていく表情を見逃さないようにする。
そのためには三脚を使う。操作より会話に専念できるようにする。続けていけば慣れてきて三脚がなくても会話と操作の両立が出来るようになる。
被写体との距離感は重要。
近すぎちゃいけない。そのためには中望遠レンズ。良い中望遠レンズ欲しいですね。欲張っちゃいけないね。キットレンズでガマンガマン。
半逆光大事。
半逆光にすればそれっぽく見える。
最終的には被写体と向き合う。
被写体は人。常に変化する。外見・内面ともに向き合って、相手のことを理解すれば、いい表情撮れるはず。
がんばります。