【ノーベル賞】北里大の大村智氏 北里大学メディカルセンターの設立者

北本にゆかりのある方がノーベル賞を受賞されました。

北里大の大村智氏です。大村さんは北里大学メディカルセンター(埼玉県北本市)の設立者でもあります。

メディカルセンターには珍しい絵画がたくさん展示されていますが、これも氏の意向によるものでした。

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ニュース記事

ノーベル生理学・医学賞に北里大の大村智氏 – YOMIURI ONLINE

スウェーデンのカロリンスカ研究所は5日、2015年のノーベル生理学・医学賞を、大村智さとし・北里大特別栄誉教授(80)ら3人に贈ると発表した。

大村氏は、抗寄生虫薬「イベルメクチン」のもとになる物質を発見。途上国の寄生虫病患者に年1~2回投与することで、失明を防ぐ薬の開発につなげた業績が、高く評価された。イベルメクチンは年間2億人以上に投与されている。

 

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北里博士の「実学の精神」を生かし地域医療の中核を担う

北里研究所の未来を託すにふさわしい、21世紀を視座に据えた「北里研究所メディカルセンター」事業が現研究所顧問、大村智博士により提案され、地域医療の中核として高度かつ先進的な医療を行うと同時に、地域文化の発信基地としての使命を受け持つべく、平成元年4月、埼玉県北本市に「社団法人北里研究所 北里研究所メディカルセンター病院」を開院しました。

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祝!2015年ノーベル医学・生理学賞に大村智さん受賞理由は「寄生虫やマラリアなどに関する研究」

大村さんは、日本の産学共同の先駆者でもある。薬剤開発などで海外の製薬会社などと産学連携のライセンス契約を結び、そこから得られたロイヤリティ収益を北里研究所に還流させ、病院を埼玉県北本市に建設。芸術にも造詣が深く、故郷である山梨県韮崎市に韮崎大村美術館を建設、1500点を超える蒐集作品と共に市に寄贈。

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産学連携で北里研究所に250億円を導入した大村智博士 ―(上)

北里研究所は当時、経営が非常に大変な時期だったが、特許ロイヤリティの収益でたちまち建て直し、さらに埼玉県北本市に病院建設まで実現してしまう。

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研究の経営から病院の経営へ

世の中、どうやってお金を得るかに関心が集まりがちですが、入ったお金をどう使うかが大事なことです。私はイベルメクチンで得た特許料で病院を建てました。世界中訪ねても、特許料で病院をつくった大学の先生というのは私だけかもしれません。私は医者ではないので、医師会との意見調整は本当に大変でした。1994年、大変な苦労ののち埼玉県北本市の自然豊かな土地に440床の総合病院を作ることができました。新しい病院には、これまでの病院にはない工夫をしました。幼いころから絵が好きで絵画を収集していたので、病院の待ち時間に絵が見られるといいなと思い、絵を展示することにしたのです。エントランスや待合室には美術館よりすごい絵が掛かっていますよ。ニューヨークで活躍した抽象画の岡田謙三氏[註13]や洋画の鈴木信太郎氏[註14]をはじめ一流の作家の作品が集まっています。半分以上が寄付やコンクールで集まった作品で、「絵のある病院」という理念に多くの方が共鳴してくださったおかげです。これは日本における本格的ヒーリング・アートの先駆けだと言われます。

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北里大学メディカルセンターに行ったら絵画を見てみよう

埼玉県北本市にある北里大学メディカルセンター。たくさんの絵画があるらしい。いままで気にしたこともなかったけど、今度行く機会があったら(あんまり病院には行きたくないけど)見てみよう。

 


 


 

関連サイト

ノーベル生理学・医学賞に北里大の大村智氏

大村さん「まさかノーベル賞とは」

北里博士の「実学の精神」を生かし地域医療の中核を担う – 北里大学メディカルセンター

 

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