過去最低記録を絶賛更新中と評判の「埼玉県知事選挙の投票率」。
気になったので過去の数字を調べてみました。
目次
埼玉県知事選挙 過去の投票率
「埼玉県知事選挙投票率の推移 – 埼玉県」に載ってました。ちょっとわかりづらいのでグラフにしてみましょうか。
選挙期日 | 西暦 | 男 | 女 | 平均 | 天候 |
---|---|---|---|---|---|
昭和22年4月5日(土曜日) | 1947 | 80.87 | 61.88 | 71.00 | 快晴 |
昭和24年5月17日(火曜日) | 1949 | 69.54 | 51.32 | 60.02 | 晴後曇 |
昭和28年4月19日(日曜日) | 1953 | 83.29 | 72.28 | 77.57 | 晴 |
昭和31年7月13日(金曜日) | 1956 | 57.39 | 42.05 | 49.42 | 曇後晴後曇 |
昭和35年7月3日(日曜日) | 1960 | 57.14 | 42.93 | 49.79 | 曇一時晴 |
昭和39年7月5日(日曜日) | 1964 | 49.85 | 41.81 | 45.73 | 曇一時霧雨 |
昭和43年6月30日(日曜日) | 1968 | 54.63 | 51.02 | 52.81 | 曇時々晴 |
昭和47年7月2日(日曜日) | 1972 | 58.04 | 54.44 | 56.24 | 晴 |
昭和51年7月4日(日曜日) | 1976 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 曇一時晴 |
昭和55年6月22日(日曜日) | 1980 | 71.30 | 71.30 | 71.30 | 曇 |
昭和59年7月1日(日曜日) | 1984 | 44.27 | 43.81 | 44.04 | 晴 |
昭和63年6月12日(日曜日) | 1988 | 51.85 | 53.69 | 52.77 | 曇時々雨 |
平成4年6月21日(日曜日) | 1992 | 33.26 | 32.93 | 33.10 | 雨一時曇 |
平成8年6月23日(日曜日) | 1996 | 32.48 | 32.52 | 32.50 | 曇 |
平成12年6月25日(日曜日) | 2000 | 59.10 | 59.29 | 59.19 | 雨後曇 |
平成15年8月31日(日曜日) | 2003 | 35.96 | 35.64 | 35.80 | 曇一時雨 |
平成19年8月26日(日曜日) | 2007 | 28.35 | 26.98 | 27.67 | 晴 |
平成23年7月31日(日曜日) | 2011 | 25.31 | 24.47 | 24.89 | 雨時々曇 |
グラフがこちらです。
戦後数回の投票において、男女間で投票率の差が目立ちますね。完全普通選挙法が施行されたのが1945年です。女性にはまだ十分に浸透していなかったのでしょう。
今と比べたら男女ともに十分高い投票率ですが。
全体的な傾向を見ますと減少傾向です。
2011年は遂に25%を割り込んでしまいました。なんだか残念ですね。他の都道府県もこんなもんなんでしょうか。
上は69.5%、下は24.9% 最下位は埼玉県
最近はどこの県も投票率低いべ。もうしょうがないんよ。
と思いますよね。
が、最近の知事選の投票率ランキングで衝撃の事実を知ることになりました。
埼玉県が24.9%で堂々最下位です。とは言ってもみんな低い中での最下位っしょ?まぁいいじゃん?
と思いますよね。
1位はどれくらいだと思いますか。
なんと69.5%。
ぜんぜん違うじゃん!
都道府県によってこんなに違うとは思っても見ませんでした。投票率がすべてではありませんが、地元意識や関心が埼玉県民は薄いんだろうなと思わざるを得ません。
上位にはどんな県が並ぶのか。下位にはどんな県が並ぶのか。見てみて下さい。
直近の投票率なので各県の毎回の推移は見ていません。この年だけ投票率が上がった県もあるかもしれません。が、そこは差し引いて見て頂ければと思います。大事なことは投票率60%を超えている県がいくつもあること。逆に投票率40%を下回っている県も何個もあること、です。
最低投票率返上なるか
果たして、埼玉県知事選挙2015の投票率は向上するのか。
投票率は24.89%で、知事選では1981年の千葉県知事選の25.38%を下回り、過去最低を記録した。
8月9日投開票の知事選では、平成23年の前回に24・89%と全国の知事選で最低を記録した投票率の回復が焦点の一つとなっている。前回候補を擁立しなかった自民県連は今回、現職の「多選自粛条例破り」を批判する新人候補を推薦。対立軸を明確にして組織戦を展開しており、投票率も「30%台回復」が期待されている。県選挙管理委員会も投票率が低い「埼玉都民」や若年層の関心を高めようと対策に懸命だ。
埼玉大の松本正生社会調査研究センター長(政治意識論)は「組織力を持つ自民の候補擁立で、投票率は30%程度まで回復する可能性がある」とし、「条例破りの問題は県民の関心を高める材料になる。それを浸透させた上で政策論争を展開できれば、投票率はさらに向上する」と指摘する。
前回知事選では都内に通勤・通学する埼玉都民が多い県南部で投票率が低かったため、県選管は8月3日からJRや西武鉄道などの車内で動画広告を流す。また、投票率が高齢者の3分の1程度だった若年層への波及を狙い、知事選公式サイトを充実させ、検索大手「ヤフー」のスマートフォン用サイトに広告を出す。
松本氏は「前回と比べて投票率が上がれば、結果的に投票に行かなかった人たちの関心を呼び起こす刺激になる。今後につなげるためにも投票率の向上は非常に重要だ」と話している。(川畑仁志)
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