反対多数で否決。結果を受けて北本市長に思うこと:北本市における新駅建設の賛否を問う住民投票

高崎線新駅(みなみ北本駅)

目次

北本市における新駅建設の賛否を問う住民投票の結果が決まる

2013年12月15日(日)20時に投票は締め切られた。

投票率は62%だった。期日前投票者の投票率は19%だった。5人に1人は期日前投票していた。いつもに比べて本当に期日前投票は混んでいた。

人数投票率
有資格者数56,656人
投票者数35,322人62%
内)期日前投票者数10,864人19%

 

開票開始から北本市のウェブサイトは度々ダウンしてつながらない状態が続いていた。みんな結果を早く知りたいのだ。次第に反対票が差をつけていく。とは言え、最後まで結果はわからない。今日中に結果はでるのか。

22時50分、結果が出た。

反対票が77%。反対多数で否決が決まった。

選択肢得票数得票率
賛成8,35323%
反対26,80477%
合計35,157100%

 

kitamoto-shineki-hiketsu

 

Twitterで結果を知る人々

喜ぶ人もいれば、残念がる人もいる。どんどんリツイートされていくのを複雑な気持ちで眺めていた。

 

 

ワタシは自分の都合を考えて票を投じた。結果、望むとおりになった。でもモヤモヤ感が残るばかり。

反対票を投じた人はみんな喜んでいるのだろうか。同じように感じている人もいるんじゃないだろか。

 

今回の住民投票という選択は正しかったのか

住民は最終的には自分の都合でしか投票しません。住んでいる地域が投票結果に与える影響は大きいに違いありません。

結局は住民投票で結果を求めるには無理があるテーマだったように感じます。

 

市が責任を問われることになっても、市でメリット・デメリットを判断して進めて欲しかった。

住民投票の結果を受けて

もう、たくさんのメディアでニュースになってますね。

 

北本・住民投票、新駅「反対」が過半数 計画は白紙撤回へ

住民投票を提案した石津賢治市長は「1票でも多い方に従う」と話しており、新駅計画は白紙に戻ることになった。

 

結局、白紙に戻ることになってしまいました。

 

北本市長「石津賢治」に思うこと

市長のブログ最近酷かったですね。自分の思い通りにコトが進まないから荒れ狂っているようにしか見えない。みっともない。

自分の情熱も計画も市民全体にも伝わっていて、住民投票にしても、きっと賛成してくれると信じていたのでしょうか。残念ながら、そうはいかなかったワケですが・・・。

 

埼玉県北本市長石津けんじの情熱ブログ

kitamoto-shineki-20131215-2-4

ブログを読んでいてもウンザリするばかりなのでほかのページも見てみた。

 

石津けんじの88マニフェスト

kitamoto-shineki-20131215-2-2

こんなページ初めて見た。88個もマニフェスト掲げてるのか。そんなに掲げてほんとかよーと思いつつも、実現してほしいなと思うものもあった。

 

 

 

Vol.135 自分の市の知名度を高めたい。その思いが最初で最大の信条です。 – NPO法人ドットジェイピー

kitamoto-shineki-20131215-2-1

 

どうして市長になろうと思われたのですか?

進学した当初そこの生徒はみなさん同じ埼玉県内の人なのに、浦和出身の友達は北本市のことを知らなかったのです。これには、本当にショックを受けまして、それ以来何とかこの北本市を有名にしたい、北本市のために働きたいと強く思うようになりました。

 

市長として心がけていることはありますか?

この北本市を誰もが知ってもらえる市にするために、何かをして誰かに反対されようとも自分にできることは何でもやりたいと考えています。

 

市長としてのやりがいを教えてください
市長というのは行政府の長として大きな権限を持っています。昔に比べれば裁量は少ないのですが、それでも予算の調製権というのは絶大なもので、自分がこうした方が良いと考えたら、その考えをきちんと実行するところまで自分の責任でやることができるのが市長なのです。だから、実際にやろうと思ったことは実現できるし、そこに大きなやりがいを感じています。

 

 

  • 誰かに反対されようとも何でもやりたい。
  • 実際にやろうと思ったことは実現できる。

 

新駅を実現するというマニフェストがあって情熱があって議会で賛成してくれる人も多かったのだから、あとは決断するだけじゃなかったのだろうか。

今回は、ほっとしたような残念なような複雑な気持ちで一杯です。

 

北本新駅の今後?

市長は結果を受け入れるって公言しちゃったし、JRからのお誘いもいつまた来るかわかりません。しばらくは停滞モードになっちゃうんですかね。。

でも、反対している人の中にも長期的には駅はあったほうがよいという人も多かったはず。

 

今回は市長や市役所からの情報が足りなかった。役に立たなかった。反対派の懸念に何一つ答えられていなかった。

石津市長には大きな思いがあったのかもしれませんが、それが共有されていなかった。情報が出てきたのは11月になってからのたった1ヶ月間でした。昔から知ってる人はわかるのかもしれないけど、そうじゃない人が大多数でしょう。

今回の件を踏まえてもう一度きちんとした形で望んでほしいなとは願うばかりです。

タイトルとURLをコピーしました